過去事例

事例 32暗号で書かれた財産目録

 夫が亡くなり、相続手続きの相談でAさんがいらっしゃいました。
Aさんの家は、生前より家計は亡くなられた夫がすべて管理をしていました。
夫がどこの金融機関とどういう取引があるか、Aさんは全くわからないままでした。
 夫の身の回りを整理していたら、財産目録が書かれたエンディングノートが発見されました。
財産目録には、銀行名と金額が書かれていました。

ただ、銀行名が暗号になっていたのです。いくつかの銀行名は、漢字が一文字若しくは二文字で書かれており、
地元の人であればすぐ察しのつくものでしたので、すぐに預金の手続きを行うことができました。
しかし、ただ一つカタカナで書かれた銀行名だけが解明できず、しかもその銀行口座が一番多い金額でした。
 いくつか銀行を探ってみても、見つけることができず、本当に存在するかも不明でした。
しかしAさんは、生前夫から聞いていた財産状況を考えると、相応の金額の口座がどこかにあるはずだとおっしゃっていました。
 三カ月後、Aさんの自宅のとなり街周辺で、そのカタカナ表記と同じ看板を発見しました。
そのカタカナの意味が英語で、日本語に訳するとAさんの自宅のとなり街にある銀行名を指していると思い、
その銀行に問い合わせをし、その預金のある銀行をつきとめることができました。
金額も夫が書き残していた金額とほぼ同じで、すぐに手続きをして無事相続をすることができました。
 エンディングノートなどで財産目録を残しておくことは、その後の手続きの煩わしさを軽くするうえで、
非常に価値があることだと思います。
ただし、誰でもわかるように書いておかなければ残される人が大変だと思いました。

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